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2008年 01月 28日
![]() 我が家の前の道路は片側一車線の県道。 国道から信号を折れてローカル線の駅に向かう生活道路で朝夕はけっこうな交通量がある。 しかも、朝の時間帯は路肩や歩道には駅に向かう高校生たちの自転車が集中する。 毎朝の情景なので気にもしなかったが、先日こんな事があった。 ケビンを連れて家の前の歩道を歩いて散歩に出発したとき、前方から高校生のお兄ちゃんが自転車でこちらに向かってくるのが見えた。 距離にして約30メートルくらいだったが、彼と僕たちの間には歩道の切れ目があったのでおそらく彼はその切れ目からいったん車道に出てくれるものとばかり思った。 けれども僕の予想に反して、見ていると彼はそのまま歩道を走ってきた。 僕はしかたないのでケビンの引き綱を短く持って狭い歩道の中で目一杯右端に寄ってすれ違おうとした。 ところが、彼は前方のおじさんと犬(僕とケビン)には一切気づかない様子でかなりのスピードで接近してくる。 よく見ると耳にはイヤホーン。何を聞いているのか知らないが目はあらぬ方をさまよっているようで音楽に完全集中している。 いよいよ、僕が衝突を覚悟した次の瞬間!・・・自転車の高校生は急ブレーキをかけて転倒した。 「大丈夫か!?」と僕の問いかけには反応せず、照れたような薄笑いを浮かべて高校生は立ち上がり、また自転車に乗って駅へ向かって急いで走り去った。 その間ずっと彼の耳にはご機嫌な音楽が大音量で鳴っていたに違いない。 まあ、大事に至らなかったので良かったといえばそれまでだけど、何か釈然としない思いのまま散歩を済ませた。 音楽に集中していると前を見ることもおろそかになるものか? 前方不注意でぶつかりそうになったのだからスミマセンのひと言くらい言ってくれてもいいだろう・・・。 それともあの時間に犬の散歩に出た俺が悪いのか・・・? 自転車に乗りながらヘッドホンやイヤホンや携帯電話を使う事が道路交通法で禁止されることになったというニュースをつい先日聞いた。 電車に乗ると「携帯電話の電源を切るかマナーモードにしてください・・・」というアナウンスを聞くけれど、まわりを観ると携帯を覗いている人の何と多い事か・・・。音さえ出なければいいのだとすればそれはかまわないのだろうが異様な光景だと思う僕は時代遅れでしかないのか? 車を運転していて、なんだか前の車の動きがぎこちないな・・・と思ってよく見ると片手に携帯を持っている・・・これももちろん違法なのだが良くある事。 僕がぶつかりそうになった自転車でイヤホンの高校生も、電車の中や運転中の携帯電話も共通しているのは「五感の一部と意識のほとんどがその場には無くなって別の場所にある」ということだ。 “身体は現実にそこに居るのにも関わらず意識はそこに居ない”という状態が人間としてこの上なくマナー違反で失礼だということなのだ。 当たり前といえば当たり前だが、こんな事をなぜ法律で規制しなければならないのかそちらの方がおかしいのかもしれない。 禅の極意は「目の前のご飯をおいしくいただくことに集中する事にある」という話を聞いたことがある。 デジタル技術の発達は僕たちの生活をとても便利にしてくれた。 けれども、人間の肉体と五感はどんなときも離れ離れになるべきではないと思う。
by kevipa33
| 2008-01-28 21:12
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