カテゴリ
以前の記事
2014年 11月 2014年 09月 2014年 07月 2014年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 02月 2012年 03月 2012年 01月 2011年 11月 2011年 08月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 01月 2010年 11月 2010年 08月 2010年 06月 2010年 05月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 06月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 フォロー中のブログ
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2007年 02月 25日
犬を乗せてカヌーで日本各地の川を下る様子を紹介する番組をNHK・BSで放映している。 戌年にちなんで去年から始まった番組だったと思うが、初めのうちは僕も楽しみにしていて4~5回観たけれど個人的にはあまりオモシロいとは思わなかった。日本各地どこへ行っても“清流”とか“ワンダフル”などいう脳天気な単語をタイトルに使っていることからしてもリアリティは追求しておらず、あくまでも思い込みとイメージの世界だということがうかがわれる。 実際の映像はよくある旅番組やドキュメントとはまったく違った仕上がりで、淡々と雰囲気を伝える事に徹していて映像作品としてそれなりにポリシーは感じるものの、描いている雰囲気は僕が実際に知っている現場の実態とは随分隔たっているように思えた。 僕がこの番組を観ていていきなり驚いたのは、ゴールデンレトリーバーのモデル犬をカナディアンカヌーのバウマンの前に座らせているシーンだった。 これではバウマンがパドルをスムーズに操作できないばかりか重量バランスが前寄りになってバウが沈みスターンが浮き上がってしまう。実際にはバウマンのタレントはパドルを持ってもしっかりと漕ぐわけではないのでこれで良いと言えば良いのかな?(向かい風の時には好都合かもしれない…) たまたま僕が観た回のガイドがカナディアンカヌーと犬についてはあまり詳しくないのかと思ったが、その後もそのスタイルは変わらなかった。 おまけに、あまりにシングルブレードのパドルの扱いがぎこちないガイドが登場したりしてカナディアンカヌーにこだわりを持っている者から観たらかなりがっかりした。 おそらく、普段はカヤックかラフトのガイドをしている人が急遽借り出されたのだろうと想像がつくけれど、本物の映像美は妥協からは生まれない。 通常15フィート以上のカナディアンカヌーは二人の人間がタンデムで乗って重量バランスをとるように設計されているので、そこに大きな犬を乗せるときは人間と荷物を含めた総重量のバランスを考えて船の中央に乗せるべきだ。しかも漕ぎ手のパドル操作に邪魔にならない場所というのは言うまでもないので必然的にセンターヨークとバウシートの間ということになる。ただし、そこはカヌーの一番幅のある部分なので犬の左右の動きも大きい。スターンマンはニーポジションで犬の動きを吸収しながらバランスを取る。 と、番組にモンクを垂れつつ言いたい事を言ってしまったけれど、番組の製作スタッフはもちろん、視聴者もカヌーをやった事がない人が圧倒的なのだし、ステキな雰囲気が伝われば良い訳で、よく軽薄なバイク乗りがバイクに乗ったことのない女の子を口説くときに「風と一体になるってサイコーだぜ・・・」などと言うのと同様で罪はない。 遊びなのだからようは楽しければいいのだろう。その点番組に登場する犬たちはみんな楽しそうで名演技を見せてくれた。 四万十川を紹介した回のガイドは我が家も三年前に搬送でお世話になった四万十塾のとーるさんだった。実際にカナディアンカヌーをまともに漕げる数少ないプロのガイドのひとりで、しかも元ミュージシャンで身長190cmオーバー・・・ビジュアル的にも一緒に出演したタレントよりもぜんぜんかっこよかった。 我が家は今年、三年ぶりに四万十の川旅を目論んでいる。
by kevipa33
| 2007-02-25 02:14
| 犬のこと
|
ファン申請 |
||